こんにちは、なちももです。
人生について大きく考えるきっかけをくれた本を紹介します。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
この本を書いた、ビル・パーキンスさんは、
ハリウッド映画のプロデューサーだったり、コピーライター、ポーカープレイヤーなど、たくさんの顔を持っています。
あまりにたくさんの顔があり、この人何者!?となりました。
この本は、
人生山あり谷あり。
時間には限りがある。
せっかくの自分の人生なんだから、
たくさん挑戦して、最大限楽しもう。
ということを教えてくれる本でした。
お金はもちろん大事だけど、
大切にしすぎて貴重なチャンスを失っていないか?
今はまだ安定していないから、仕事が忙しいから。
そう言った理由で、自分がやりたいこと、今しかできないことを先延ばしにしていないか?
楽しむ機会は今しかないかもしれないよ?
そう言ったことを考える機会になりました。
人間誰しも、今が一番若いです。
これからどんなふうに生きて行こうか。
自分の心は何を求めているのか?
この本は、そんなことを具体的に考えるきっかけになりました。
その中でも印象に残ったことが3点あり、まとめました。
~目次〜
1、惰性で生きるのは楽だけど、それでは人生はよくならない
人生を存分に楽しむためには、無意識な自動運転をやめ、自らの意思で思う方向に操縦していかなければならない。
ほとんどの人は毎日をルーティーンで過ごしている。
朝起きて、ご飯を食べて、満員電車に揺られながら仕事に行く。
職場に着く前にスタバで一杯コーヒーを買うのがささやかな楽しみだ。
仕事から帰ったらYouTubeを見ながらコンビニ弁当を食べて、さっとお風呂に入る。
YouTubeを見ていたらいつの間にか寝落ちしていた。
マジかよ。
気がついたら、もう仕事に行く時間だ。
毎日これの繰り返し。
誰かに決められやプログラムみたい。
子供の頃は、学校に行かなければいけないとか、
親や先生の言うことを聞かなきゃいけないとか、
やらなきゃいけないことがたくさんありますよね。
でも、大人になってしまえば
全て自由になります。
どんな仕事をするか、どれくらいお金を稼ぐか、
どこに旅行に行くか、どんな趣味を楽しむか、、、。
本来、誰からも強制されないはずです。
しかし、自由なはずなのに、いつの間にか子供の頃と変わらない、プログラムされたような毎日を送っている。
将来のためにとお金を使わずに貯金し続けたり、
いつか安定したら、、、という気持ちで旅行に行くのを我慢してしまう。
例えば、バックパックひとつで世界中を貧乏旅行するのは若い時にしかできません。
まあ、おじいさんになってからやってもいいわけですけど、
体力も気力も厳しくない?
という話になるわけです。
若い時よりもお金があるので、
わざわざ挑戦する必要もなくなります。
何をするにしても、その時にしか楽しめないことというのが存在するのです。
安定したら、、、なんて考えていたら、いつまで経ってもその日は来ません。
お金が貯まったら、、、というは漠然としすぎています。
お金が貯まったというのは具体的にいくらでしょう?
本の中に、
大富豪になれたとしても、
お金というのは惰性で稼ぎ続けてしまうものなんだなーと思わされるエピソードがあります。
著者の友人であるジョンが、
1500万ドルを稼いでも仕事を続けていたらぶん殴ってくれ。
と、著者に頼んだエピソードがあります。
結果的に、目標は達成されましたが、
ジョンはその後も稼ぎ続けました。
しかし、幸福度が上がっていくわけではありませんでした。
お金は増えていくのに、自由な時間が減っていくようでした。
最終的に、38歳の時、40億ドルの資産で働くのをやめました。
その時にはすでに遅すぎたんです。
お金を稼ぐことだけに時間を使いすぎました。
子供たちは赤ちゃんには戻らないし、
かと言って、子供たちを甘やかしたくはないから、とびきりの贅沢をさせるわけでもない。
人生で大切なものは何か?自分はどんなふうに生きていきたいのか?
そして、時には自分の心に従って、大きく方向転換する勇気が大切です。
2、今の状況は永遠じゃない。娘と一緒にビデオを見られるのは今日が最後かもしれない。
人は生涯を通じて何度も小さな死を経験する
子供が赤ちゃんの時。
ハイハイをして可愛い時。
幼稚園で初めてお友達ができて、
小学生でちょっと生意気になって、
中学生の反抗期。
うるせーババア!なんて言われた日もあった。
高校生。合格発表で親子で泣いたね。
おめでとう。一人暮らしも始まるね。
全て始まりがあって、終わりがあります。
人生は始まりと終わりの連続です。
当たり前だと思っていた光景は、
次の日からは2度と見られなくなってしまうかもしれません。
ビル(著者)は二人の娘が小さかった頃、くまのプーさんの映画を繰り返し見ていました。
しかしある日、下の娘に一緒に映画を見ようと誘ったところ、
断られてしまいます。
もう子供向けの映画は見たくないと言われてしまいます。
子どもと手を繋いでお買い物に行ったり、
一緒にゲームで対戦したり、
遊園地でジェットコースターに乗って大人の方がダウンしたり。
そんな時間にも限りがあるのです。
失われてから後悔してももう遅いのです。
一人の人生というもっと大きな括りで見ると、
人間は亡くなる前に本当に自分がやりたかったことを後悔します。
死の直前を体験することはできないけど、
先人たちの歴史から学ぶことはできます。
緩和ケアを受けている余命数週間の患者さんたち。
一番 ” 死 ” に近い方たちだと思います。
その方達が後悔していることとして口を揃えていうことは、
「 勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった 」
ということです。
自分の命が明日で終わるとするなら、何を後悔しそうですか?
それが、今まさにやるべき大切なことなのだと思います。
3、心の声に素直になって全力で取り組むべし
全力で取り組んだのなら、結果がどうであれ、その経験から多くの良い思い出も得られるだろう。
人生とは深い意味があるわけではなくて、
結局のところ、暇つぶしです。
この世界に生まれてから死ぬまでに、
いかにたくさんの思い出を作るかのゲームです。
それなのに、老後が心配だと言ってひたすら仕事して貯金していたら、
いざお金を自由に使える頃には体は動かなくなっています。
それに、その時になったら、
老後の医療費が心配だから、、、
なんて言い始めるかもしれません。
老後の医療費のために貯金をしているわけではないですよね。
それなら、今しかできないことにフォーカスを当てて、
お金の使い方、時間の使い方を変化させる方が
人生楽しいんじゃない?
という話です。
ただし、最近の日本はどんどん貧しくなっているなーと思います。
同じ値段なのに中身が少なくなっていたり、
味が落ちていた理。
下手すると、
値上がりした上に量も少ない、なんてこともザラにあります。
子供にたくさん経験させてあげようと思っても、
そもそも生活するのが精一杯で習い事をさせてあげられないとか、旅行に行けないとか。
お金の使い方を考える以前に、
そもそも生活できねーよ。
という声も聞こえます。
大人になれば、自由があります。
お金が足りないなら、
知識を学んで、実践して、自分で商売をすれば、
スキルが身につくし、お金が手に入ります。
インターネットで自分でビジネスをしている人は意外といます。
そうすれば、満員電車に乗って会社に行かなくていいし、
好きな時間に起きて、好きな時間に眠ることができます。
子供と一緒に遊ぶ時間も増えます。
子供のうちは人生を自分の力で大きく変えることは難しいです。
しかし、大人になれば、
自分次第で状況を変えることは可能です。
カーネルサンダースは65歳でケンタッキーを作りました。
現実的に考えると若い頃の方が失敗した時のダメージは少ないですが、
挑戦するのに年齢は関係ありません。
もし全力でやってダメだとしても、経験がたまりますし、
人生の財産になります。
ケンタッキーを作るのと比べたら、
インターネットを使って小さなビジネスを始めることは
そんなに難しいことではありません。
勉強して、
きちんと実践すればできます。
店舗を持つ必要もないし、
莫大な資金が必要なわけではない。
日本は貧しくなっているけれど、
自分が豊かになる道は確かに残されています。
お金も大事だし、時間も大事。
人生を最大限に楽しむためにはどうするか?
ということを著者の経験から学ばせてくれる貴重な本でした。
『 DIE WITH ZERO 』の
感想書評終わり!