もしも寂れた田舎の観光ホテルにコンサルするならどう考える

こんにちは、なちももです。

私の地元はバリバリの過疎地域なのですが、
帰省するたびに衰退しているのを感じて悲しくなります。

これ以上、生まれ育った町が廃れていく姿をみたくないなーと思います。

お客さんのためにと頑張ってはいるものの、それだけじゃどうにもならないこともあります。
そんな人たちいの役に立ちたい。

私がビジネスを学んでいる理由の一つでもあります。




昔は賑やかだった温泉街が今は寂れていて、
廃墟のホテルばかり残っている。

かつては栄えた観光客向けの飲食店も今ではシャッター街。

そんな景色が、私の地元です。

昔は温泉が有名で、
今ではほとんど廃業してしまったが、
大きな観光ホテルがいくつもあった。

今はもう配られていないみたいだけど、
昔は、毎年夏祭りや秋祭りの近くになると、
地域の人は温泉の無料券がもらえたりもして、
温泉好きの父と二人で出かけた思い出もある。

年々、寂れていく町を見ると、
自分の思い出も錆びていってしまう気がして、
寂しくなる。

数年前には、
六年間過ごした小学校が廃校になってしまった。

休み時間にクラスのみんなで缶蹴りをして遊んだ中庭も、
家族や親戚、地域の人も応援に来て、地域一体で盛り上がった運動会をしたグラウンドも、
今では草が伸び放題だ。

私の地元は北海道の過疎地で、
道路に寝っ転がっていても車に轢かれないくらいに人がいないし、
ヒグマが出るので毎朝ハンターが車でグルグル見回りしているような
本当に山しかないようなところだ。

そんなところでも、実家に帰るたびに、この場所が好きだなーと思う。

小さい町だから、人とすれ違うと、
どこにいくの?気をつけてね。
お母さんは元気かい?

と、必ず話しかけられる。
それが知らないおじいちゃんでも。

山に囲まれた何もないところだけど、
そんな暖かい町が大好きだ。

自分が生まれ育った町が少しでも元気になってほしいし、
外部から訪れた人に、いいところだなーって
感じてもらいたい。

というわけで、
もしも地元の観光ホテルにコンサルをするなら
どうするだろう?という視点で記事を書いてみます。

周りに観光地などもあまりないので、
ホテルでも楽しめるような企画をどんどん打っていくのがいいと思います。

経営が厳しいので、予算があまり取れない。
予算をかけずに、お客さんに楽しんでもらえるような企画を考えてみます。


季節でできることが変わってくるので、まずは春から。

北海道の春はまだまだ雪が残っています。
ゴールデンウィークあたりまではまだまだ寒いです。

市内に、ハーブを育ててハーブに関する商品を販売している会社があります。
ハーブティーなどですね。
そこと組んで、サシェ(匂い袋)作りをするのが面白いかなーと思います。
部屋に飾れるし、タンスに入れて服にほんのり香りを纏わせてもいい。

みるたびに、香りを嗅ぐたびに、旅の思い出が蘇ります。

一緒にハーブティーも自分でブレンドして作ったら、
その場で飲んでも楽しいし、お土産として持ち帰ることもできるので、旅の思い出になります。

使うハーブにどんな力があるのか。リラックスできるのか、すっきりできるのかなども教えてもらいながら作ることができたら、知的好奇心も満たされていいなと思う。

暖かくなってきたら、近くにちょっとしたキャンプ場があるので、そこでピクニックをするのもアリ。
予約制でピクニックセットとして、お茶、サンドイッチやおにぎりなどをバスケットに用意してあげる。

地元のお菓子屋さんと組んで、
クッキーやシュークリームなんかのお菓子を
一緒に入れてあげてもいいかも。

子どもがいたらキャンプ場の遊具で遊んだり、
走り回ったりもできる。

今思いついたけど、バトミントンとか、
サッカーボールとかも貸し出しできるといいかも。

田舎で人が周りにいないから、思いっきり体を動かせる。
子供も大人も楽しい。

夏はできることがたくさんある。

ホテル前に大きな川があるので、そこで釣りができる。
釣り道具を有料で貸し出して、釣りを楽しんでもらう。

近くに水族館があるので、
館長さんからスタッフに魚や川についての知識を
教えてもらうのもいいと思う。

釣りをしているお客さんに、
魚や川についてちょっとした知識が話せたら、
何もわからずにただ釣りをするよりも楽しいと思ってくれる。

ちなみに、研修を受けたらブログでそのことを書いておくと、
社員の教育も熱心なんだなーと思ってもらえる。

お客さんに楽しんでもらえるように教育に力を入れているのだと。
会社の努力が見えると、また利用したいと思ってもらえます。

近くのキャンプ場で草花を集めて、しおりを作るのも面白い。
本に挟んで使えるから、
使うたびに自分で作った楽しい時間を思い出してもらえる。

思い出す回数、時間が増えることで、
そのホテルには愛着が湧いてきます。

あそこ楽しかったなーと思ってもらえたら、
友達や会社の同僚に話してくれるかもしれません。

その話を聞いた人が、
今度はホテルを利用してくれるようになります。

そしてまた楽しい体験をして、
人に楽しかった思い出を話す。

この無限ループに入ってしまえば、
お客さんはいなくなりません。

夏は、夏休みがあるので水族館の裏側を体験してみるというのも面白いかも。
普段見れないバックヤードを探検する。

ワークシートも用意して、
職員の話を聞きながら、メモも取って行ったら、
自由研究も完成する。

ジンギスカンセットを貸し出して、
近くのキャンプ場でジンギスカンをするのも超楽しい。

自然の中で、お肉焼いて、おにぎりなんかも食べながら、
ビールなんて飲んでしまったらたまらなくなる。

もし大丈夫だったら、夜にキャンプ場で花火をやるのも楽しいね。


秋は、どんぐりと落ち葉でリース作りとかいいなー。
女性や子ども連れの家族が楽しめそう。
ホテルの周りにどんぐりは落ちているので、
参加者のみんなでホテル周りを散策して材料を集める。

リースは腐ったりしないから、
大切に保管すればずっと飾って置ける。


こういう旅行の途中で作ったものってなかなか捨て難いです。
なぜなら思い出が詰まっているから。
それをみるだけで当時の楽しい瞬間にタイムスリップできる。

何年も思い出してもらえる。

体験するってめちゃくちゃ強力です。

他には、酪農家がたくさんあるので、そこと組んで
乳搾りとかできたらインパクトある。

搾った牛乳でバター作って、
パンにつけてその場で食べたら
最高だなー。

ちなみに、小学生の時、クラスの行事で
酪農家のところに行って乳搾りの体験をしたことがあります。

お店に売っている牛乳は加熱処理がされているので、
実は搾りたてとは味が全く違います。

今まで牛乳は苦手だったのですが、
搾りたてはほんのり暖かくて、甘くて、
全然嫌な感じがしませんでした。

今までの牛乳はなんだったんだと衝撃でした。

こういうインパクトのある体験は、何年経っても忘れないし、
人生のネタになります。

触覚、嗅覚、味覚、視覚など全てフル活用するので、
教科書で勉強するのとは違って、
記憶に残りますね。



冬は、サンタサービスとかやったら面白い。
中学生まではサンタさんからプレゼントがもらえる、、、みたいな。

中学生の頃ってもうサンタさんを信じていない人が大半だと思うし、
実際にもらったらめちゃくちゃ恥ずかしいかもしれないけど、
自分だったらすごく思い出に残ると思う。

嬉し恥ずかしという感じ。

小さい子がいる家庭なら、
スタッフがサンタさんとして
クリスマスの手紙を書いて枕元に忍ばせるのも思い出に残る。

実際、私が幼い頃、両親がサンタさんからの手紙を用意してくれていて、
今でも思い出に残ってる。

別にホテルじゃなくても、
サンタさんから手紙を書いてあるサービスありますよね。
すごく素敵なサービスだと思う。

嬉しいってもんじゃなくて、
サンタさんって本当にいるんだなーと感激した。

筆跡が母のものでも父のものでもないから余計に信じた。笑

確か3〜4歳の頃にもらったんだけど、
25歳になっても、いまだにあの時の感動を覚えているので、
だいぶインパクトあります。

他には、夏休みと同じように、水族館の裏側体験をやるのも面白い。
夜の水族館を体験するのもいい。

ワークシートを渡して、冬休みの自由研究になりますよーと
言えたら、学びもあるし、思い出にも残る。


動物に餌をあげる体験ってとても印象に残ります。

あとは、みんなが見れない裏側とか。

私は小さい頃に、餌を自販機で買って
あげられる動物園に行ったことがあります。

それぞれの展示場に自販機があって、
猿のコーナーには猿のエサ。
熊野コーナーにはクマのエサ。

猿はみんなで取り合いしていて、幼いながらも猿社会のヒエラルキーを感じました。
餌の取り合いに負けているサルを可哀想に思って、
その子に向かって餌を投げたりしました。

クマに餌をあげようとしたら、手を上げてアピールしていたのを思い出しました。

体験できる系はやっぱり思い出に残りますね。

長くなったので、続きは別の記事に書きたいと思います。

今あげた企画は、
大掛かりなセットが必要なわけではないので、
それほど費用をかけずにできるはずです。

こうやって考えてみると、
身近なものでも楽しい企画を打つことができるんだなーと思う。

自分のビジネスではどんな企画が打てるか?考えてみると
新しい発見があるかも。


以上













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